東京岐阜県人会会長就任にあたって

東京岐阜県人会
会長 林 信秀氏

この度、吉村泰典会長の後を受けて東京岐阜県人会の会長に就任しました。まず吉村会長の十年にわたる県人会への多大なご貢献に深く感謝申し上げたいと思います。

さて、岐阜県におかれては、これまで古田肇知事が県の発展に多大な貢献をされ、素晴らしい県政を司ってこられました。また岐阜県の魅力・素晴らしさの発信にも意を尽くされ、日本のみならず世界に向けて発信してこられました。知事をはじめとする県内各市町村長、議会関係者の皆様や岐阜県民の皆様の努力に少しでも報いる事がこの県人会の大きな役割でもあります。
今年度岐阜県では、「『清流の国ぎふ』づくり~確かな未来の創造~」を主題に、「①持続可能な地域づくり、②人への投資、③GX/DXの推進」に取り組まれ、今年十月から「清流の国ぎふ」文化祭2024(国民文化祭)も開催されると伺っております。
少子高齢化の中で、とりわけ地方を取り巻く環境が厳しさを増す中、各地域が知恵を絞り地域創成に努め、その魅力を発信することが極めて重要であり、在京の岐阜県出身者の会員の皆様も各分野でお手伝いできる機会は多々あると感じています。幸いこの県人会には、政界・官界・財界・学会等において活躍されておられる方々が多数お見えであり、郷土出身の皆様方と力を合わせて、ふるさと岐阜のさらなる発展の為に努力していきたいと考えております。

私自身は岐阜県高山市で生まれ、父親の転勤に伴い県内各地(神岡町・岐阜市・墨俣町・大垣市)を転居、大学から上京し以来ずっと東京と海外での暮らしを続けてまいりました。この県人会は故郷岐阜を離れて首都圏で頑張っている皆様の貴重な交流の場でもあります。郷里を同じくする人々が、新たな出会いを得て、公私ともに益々充実した日々を過ごして頂ければ望外の喜びであります。東京の一極集中化が進む中で、地方出身者がネットワークを広げて、実社会で活躍する機会を作っていく事は、人材の多様性の観点からも重要であると考えています。

これまでの本会の良き伝統を守り、本会の活動を通じてふるさと岐阜の発展に少しでも貢献できるよう微力ながら努力してまいる所存につき宜しくお願い申し上げます。


林 信秀氏 プロフィール

 1975年   県立岐阜高校卒業

 1980年   東京大学経済学部卒業

 1980年   富士銀行 入社       

 2007年   株式会社みずほコーポレート銀行 執行役員営業第十三部長      

 2011年   同 常務取締役 インターナショナルバンキングユニット統括役員        

 2013年   株式会社みずほフィナンシャルグループ取締役副社長

          国際ユニット担当副社長 

 2014年          株式会社みずほ銀行 取締役頭取

 2017年   同 取締役会長

 2019年   同 常任顧問

 2023年   株式会社みずほフィナンシャルグループ 顧問(現任) 

 2024年   一般社団法人 日本経済調査協議会 理事長(現任)